商品ページ:<エンタメ・プライス>アディクション 吸血の宴 [DVD]
現代のニューヨークの路上でいきなり吸血鬼に噛まれた女性の、その後の心の変化を追った心理ホラー…と思って見ていると、後半、話は無軌道にエスカレート。C・ウォーケンの「ニーチェは善悪の彼岸を説いた。しかしそこには既に私がいた」という台詞がケッサク。〈黒澤清(映画監督)〉
戦慄の吸血パーティーへようこそ―。今夜もイレて、あなたの赤いの―そう、わたしは鮮血の虜(アディクション)。
「バッド・ルーテナント」の鬼才アベル・フェラーラならではの、哲学するヴァンパイア・ホラー!ニューヨーク大学で哲学を専攻する大学院生キャサリンは、ある晩、通りすがりの女に首筋を咬まれ、吸血鬼へと化してしまう。夜な夜な血を求めて犠牲者を増やしていくキャサリンだったが、ある夜餌食にしようと近づいた男に自分の行動をすべて見透かされる…いったい、この男は何者なのか?「キング・オブ・ニューヨーク」「バッド・ルーテナント」で人間のダークサイドに激しく踏み込む鬼才アベル・フェラーラ監督が、ヴァンパイア・ストーリーという骨組を借りて哲学を語る異色作。フェラーラ組の常連クリストファー・ウォーケン、そして個性派美女リリ・テイラーの、内面に葛藤を抱いた吸血鬼ぶりが凄まじい。
シャープなモノクロの映像と、全編にフィーチャーされるヒップ・ホップ・サウンドが、観る者の官能をマキシマムに刺激する。血で血を割った濃度200%の吸血カクテルをご賞味あれ!