商品ページ:恐怖の火星探検 [DVD]
地球へ帰還する宇宙船に進入した怪物の恐怖を描く50年代SFの佳作。長い間我が国では知る人ぞ知る幻の映画だったが、後にリドリー・スコットの『エイリアン』が盗作したと裁判沙汰になったことで有名になった。確かにプロットだけでなく、エアダクトの使い方などの演出にも類似点は多い。化成怪物に扮したレイ・コリガンは、1930年代からスタントマンやゴリラのスーツアクターとして活躍し始め、“クラシュ”コリガンの愛称で連続活劇にも主演したアクション・スターで、この作品が最後の映画主演となった。
人類初の火星探検ロケットが遭難して音信不通となった。半年後、救援に向かった第2次探検隊が火星で発見したものは、唯一の生存者である船長のカラザース大佐(マーシャル・トンプソン)だった。彼は謎の生物に襲われたと説明するが信じてもらえず、乗組員全員の殺害容疑を掛けられる。だが、彼を地球に護送するべく発進したロケットには、真犯人=火星怪物が忍び込んでいた。やがて、漆黒の宇宙空間を飛行するロケットの内部という閉ざされた空間において、怪力無双の火星怪物と人類の攻防戦が始まる。